スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/-- --:-- | スポンサー広告  TOP

その6 SR125

おしゃれの代名詞を受け継いだビジネス車



SR125



無縁レベル:3




アメリカンならぬジャメリカンなる造語があります。

アメリカンスタイルのバイクと言えばハーレー・ダビッドソンですが、
サルマネ大国日本英国コピーにとどまらずハーレーコピーも行ってきました。

ところが生まれはじめの国産アメリカンと言えば、
エンジンどころかフレームまで普通のロードスポーツと共通だったため、
現在の視点から見るとなかなか凄惨なスタイルをしています。

リアサスを短くして無理矢理ケツを下げ
フロントフォークを伸ばしたりトップブリッジを持ち上げ
ホイールサイズを変更したり


そんな小細工でアメリカン「風」にみせたバイクばかりでした。

ハーレーが高級車だった昔、乗りたくても乗れなかったライダーが乗る国産アメリカンを
無理矢理なスタイルごと揶揄した言葉がジャパニーズ・アメリカン=ジャメリカンというわけです。
(英国車風だとジャリティッシュとかなんとか)


80年代も後半、それまで小排気量は大型のおさがりフレームが当たり前だったのが
小排気量でも専用フレームを持つものが増え始め、
それに伴いジャメリカンも次第に専用フレームが与えられ、
スタイルのハーレーコピーがより進んでいきました。

90年代に入るとより「ロー&ロング」な車体を備えた国産アメリカン達が
中間排気量クラスにも登場し始め現代に到るまで人気を集めています。


しかしハーレーコピーが進む中で、カワサキのエリミネーター
ヤマハのV-MAXと言った独自スタイルのアメリカンが本国アメリカで人気を博しました。
V-maxに関しては近年フルモデルチェンジするなど息の長いモデルになり、
エリミネーターもスタイルをなるべく継承しつつ125や250として近年まで販売していました。
個人的には単なるハーレーコピースタイルのアメリカンよりも
こういった独自路線を貫いたアメリカンの方が趣を感じます。
まぁ独自路線を貫きすぎて独立宣言しちゃったメーカーがいましたがこれはまた後日




さて、のっけから大きく脱線してしまいました。
少しだけ話を戻しましょう。


古くから現代までラインナップを続けるSR400という車種があります。


4.jpg
こんな感じ。

いわゆる英国車風(ジャリティッシュ)で、
もうどうしようもないくらい普通のスタイルをした単車です。
しかしバイク業界では普通の単車=いじり甲斐のある単車なので、
ことSR400はカスタムベース車として一昔も今も人気を博しています。


それ故に、ヤマハ車にありがちな
なんとなくおしゃれなだけで単車を選ぶ
半端カスタムユーザーのマトにされやすい単車でもあります。

マフラー変えたら予算尽きて
あとはハンドルとウィンカーくらいしか変えてもらえなかったり

スカチューンという名の下に外装部品外したあと
スパトラつけて満足されたり

「俺はカスタムで個性を出す!」なんて息巻いて無個性バイクを買ったのに
やってることは典型カスタムでしかない

ヘタに市場に溢れているだけにそんな悲惨な状況を呈することが多い単車なのです。
多分田舎ほどこの状況はひどくなります


しかし中にはアルミタンクに積み替えられて徹底的にカフェレーサーに仕立て上げられたり、
こんなんなるまでいじくられたりと
カスタムベース車冥利に尽きる極限カスタマーの元へ娶られた幸せな個体もあります。



一向にジャメリカンの話に行きませんね。
今回紹介するバイクは上記、SR400の兄弟車なのです。













Yamaha SR 125 81
SR125('81)


きょ……兄弟車?


短めのリアサス
突き出されたフロントフォーク
タックロールの段付きシート
ポジションのために湾曲されたハンドル

これぞジャメリカン。

兄貴分の400/500は英国風だったにもかかわらず、
末弟たるこの125は何故かジャメリカン。

--何故か、というのはコイツのせいではないですね。
登場当時すでに250の兄貴がラインナップしていましたが--


yamaha SR250 80 2
兄貴もジャメリカン。
そういう意味ではジャメリカンになった責任をコイツに問うのは可哀想です。


しかし近しい250兄貴と比較しても疑問に思う部分は多数あります。

400/500どころか250にさえ与えられていた
メッキカバーの砲弾型2連メーターがコイツには存在しません。
まるで「所詮貴様は廉価版だ」と言わんばかりに
ヘッドライトの上に弁当箱(メーター)が鎮座しています。
さりげなくフロントフェンダーのメッキもなくなってますし、
ウィンカーケースも黒いプラスチック製にすり替わっています。
ミラーすらメッキじゃないです。
なんか徹底してメッキを剥がれてます。

エンジンは空冷4stOHC2バルブの単気筒124cc、
乾燥104kgの車体に9500rpmで13馬力を発揮するエンジンを搭載。
可もなく不可もなくと言った車体構成。年代を考えると当然でしょう。
面白いことにコイツ、セルスターターは装備しているもののキックスターターがありません。


SRと言えば400が排ガス規制に対応すべくインジェクション(電子式燃料噴射)になるも
それでも始動方式はキックスターターのみ(人力始動)という
もはや意地以外ナニモノでもないモデルチェンジをしたことが話題になりました。

400はそこまでしてキックスターターにこだわるのに
125にはそもそもキックスターターそのものがないのです。
そして徹底してはぎ取られたメッキ。



もうコイツ、SRじゃなくていいじゃん……。


なんかこう、どんどんSRという名前について疑問が湧いてくるこのバイク。

マイノリティな特徴をあげるとすればホイールのスポークの張り方でしょうか。

スポークホイールとはタイヤをはめ込むリムと車体に固定する車軸(ハブ)の間に
スポークと呼ばれる針金を張ることで成形されたホイールの形式です。

自転車を見ると分かる通り、ハブからスポークが放射状に広がっていますが、
このSR125は全方位にスポークを張り巡らすのではなく
5方向に絞ってスポークを張り巡らしているという珍しいホイールをしています。
車重が軽量だからこそスポークを減らしてこういった意匠に出来たのかもしれませんが、
ここにこだわるならメッキ部品くらい着けてやれって思います。



人気がないながらなんだかんだで10年以上生産されるSR125。

そして'97年。


SR125に新たなるモデルが追加されます。


















Yamaha SR 125 97
SR125B('97)


おい!なにやってんだヤマハ!!

Bってお前ビジネスだろ!!?


あろうことかレッグシールドを装備
写真では一応リアシートになっていますが
シートの下にさりげなく金属製の荷台がついてます。
曲がっていたハンドルは真っ直ぐに正され……

もはや実用性のためにアメリカンというキャラさえ捨てて
モデルチェンジしたSRの姿がそこにはありました。



いや、分かる。分かるよ?
たしかにレッグシールドあると風よけになるから楽だし、
フラットなハンドルの方が取り回し楽だし。
荷台があると荷物固定できるからすっごく便利!


でもそれSRじゃないじゃん。
SRじゃなくていいじゃん!!



さらにダメなのがウィンカーがさりげなく丸形から無粋な角形に変わってて、
しかもスポークがごく普通な張り方に変わってます。
タックロールシートなんてもう初めからついてなかったかのようです。
その上で弁当箱が似合ってるのがなんか悔しい……


これもうSR125っていうかカブ・アメリカンって呼んだ方がいい気がしてきます。

ヤマハにもYDシリーズというビジネスバイクシリーズがあります。
少なくともSR125Bはそちらに属するべきで、
名前もYD125Bあたりに改名したほうがいいんじゃないかと思います。




なーんて思っていたら……。












yamaha yd125






……あぁ、なるほど。

SRとYDの名前逆につけちゃったんだね!
絶対そうだろ!!!
そうだと言ってくれ!!

2011/05/23 16:21 | 無縁レベル 3COMMENT(15)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

No title

あはは。
しかもYDの方が先に切られて、SR125Bが生き残っちゃいましたね。
SR125はヨーロッパ方面では大人気だったんだそうですよ。ドイツとか。

しかし125Bはブレーキディスクでかすぎですね。
上画像のSR400と同一品では?

No:1014 2012/10/28 08:35 | marantz #- URL [ 編集 ]

当時、SR125はアメリカンといってラインナップされてたっけ。

ヤマハにはRX50っていうアメリカンもあったなあ。
こいつがホンダ・ラクーン、スズキ・マメタン、カワサキ・AV50と同じ2st。
デザインは、SR125より圧倒的にアメリカンなんだよね。

No:1207 2013/04/21 09:37 | #- URL [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>>当時、SR125はアメリカンといってラインナップされてたっけ。

資料を色々と見てみたらSR250に関して「セミ・チョッパー」という記述が。
当時YAMAHAはアメリカンに「スペシャル」という名称をつけていましたが、
SR250や125はスペシャル「未満」のアメリカンだったようです。
RX50もスペシャルが付いていますね。
あれは細身のキャストホイールがかっこよかった記憶が--

海外サイトを探しているとバンディットがちゃんとGSFと書いてあったり
ZealもFZXと書いてあったりして結構新発見があって面白いですw
Zealはやっぱりそこそこ体格があると小さすぎですね……。

No:1212 2013/04/25 01:17 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

SRのデザインのルーツは英国車ではありません。

No:1753 2013/12/25 16:44 | #- URL [ 編集 ]

私は教習所で小型二輪免許を取ったのですが、その時の教習車がこいつでした。ちなみに教官車がCB125Tで、どっちもここに載ってるという。つくづく125クラスはネタ車の宝庫ですね。
今度昔のっていたCBX125Fも取り上げて下さい。8000以下だと原付にも勝てない、単気筒なのにツインキャブでクオーター並みの燃費も誇る素敵単車でした。

No:2423 2014/06/17 08:27 | ahiru #- URL [ 編集 ]

SR500は英国車風モデルではありません。
日本市場のユーザーの勘違いで、そう思われるようになっただけで、本来はダートトラックレースのために開発された車種です。
もちろんご存知とは思いますが、こういう話しをするときは、そのへんのところも触れないと、ね。

No:2852 2014/11/14 22:42 | toorisugari #g3vbcMR. URL [ 編集 ]

返信

>toorisugariさん
以前も似たようなコメントを--って上に書いてありますねww
以前コメント頂いた方に対する回答はSR400の記事コメントにて致しました。
デザイナーのインタビュー記事(英文)のurlを貼っていますが
デザイナーとしては英国車がルーツにあると答えていますね。

日本語の資料は無いものかと思って探してみたらこのようなのがありました。
http://www.aaa-sr.jp/?p=1818
こちらを読んでみるとメカ的な開発のスタンスも「オンロード志向」で行っているように思います。
ダートラ志向だったって話もどこかで聞いたんですが、
その裏付けになる資料がどうにも見当たらず、
私は記事内では基本的に英国車風という表記をしています。あしからず。

No:2856 2014/11/15 22:46 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

初めましてww

最近ココを見つけて楽しく読ませてもらってます。が、一言いいたい。
あなた方バイクに詳しい輩は、マフラーだけ変えて排気音を楽しんでる知識の疎いライダーを、小馬鹿にしてるのかな?
お金の問題ではなく、それで十分なんですよ(笑)

No:3021 2015/01/01 19:29 | GUN #- URL [ 編集 ]

返信

>GUNさん
コメントありがとうございます。
んー他の方はどうなんでしょ?
私は文面から察して頂けるとおり小馬鹿にしている部分がありますね。半分くらいw
この辺りはCB400SFに書いたような「ヨソの宗教」で、
私にとっては「音は副産物」なので音だけで満足する気持ちというのはわかりません。

一方で音のためだけにマフラー変える行動力があるんだから、
その先に転がってる要素拾い始めたら面白い改造しそうだなーとは思っています。これが残り半分ですねw

音に重きを置いている詳しい方もいらっしゃるとは思いますよ。
400カタナとて作り手は「排気音まで拘った」と宣うバイクですし。

No:3027 2015/01/02 17:25 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

間違えて購入(笑

ラクそうだと思い込みSR125Bを買った被害者です(笑

オフ車ばかり乗り継できた私には、社外マフラーの交換はあくまで軽量化目的です。八釜しく音疲れし、ことシングルの場合、パワーダウンしても爆音と出力特性に騙されるマフラーの方が多いですね。

なのでマフラーは純正でボアアップが一番という考えです。

SRを165ccまでボアアップしたらさすがに純正のマフラーは限界です。SR125Bはデェチューンされてます。
2500円でスズキのST250の純正マフラーをヤフオクで購入しエキはパイワンオフで装着してます。
マフラーを社外品に交換する方がいるから、安く買える訳で複雑ですね(笑

フロント荷重がなく低速はフラつき、ポジションもバックステップになりフクラハギがつりました。デザインだけでなく本当にカスバイクです。
幻のYD125を再販してくれた方が良かったですね。
ノーマルで乗るなら、CD125を勧めます。

No:3144 2015/02/09 00:57 | ふうてん #- URL編集 ]

返信

>ふうてんさん
低速抜けて相対的にパワーバンドが形成されて終わりってマフラー相当多いのではないでしょうか。
吸気側もガンガンいじれば馬力もしっかり出せるのでしょうが、
「ポン付けマフラー」なんてのがある辺りそこまでやる人少ないんでしょうね……。
大きな排気量の他車種マフラー流用、今少々考えて居ますww

SR125は友人が吸排気しっかり手を入れたものに乗りましたが、
あれはヘタに弄るとギアが全然合わなくなるような気がします。
ボアアップまでするとなかなか大変なことになりそうでwww
いやー原付カテゴリのアメリカンですから端からいじるようにはできておらんのでしょうねー……。

No:3149 2015/02/11 20:14 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

これは…時代を考えたとしても「デザインのヤマハ」が作ったとは思えないダサさ…

ところで、中国で売ってるYB125SP↓
http://www.redbaron.co.jp/buy/reimport/yamaha/yb125sp-12chn.html
これのホイールをスポークホイールにして「SR125」として国内で売れば、売れそうなんですけどね。

No:3924 2015/10/29 13:32 | REI #- URL [ 編集 ]

寧ろ、YB125SPをSR‐125にした方が良いんじゃないですかね。
( ̄▽ ̄;)テカ、YB125ニSR‐250ノエンジン積ンデSR‐250ッテシタラ売レルト思ウ。

No:4113 2016/01/20 20:11 | 落語好き #- URL [ 編集 ]

SR

友人がはじめてのバイク買うときに変態ツインキャブ北海道でぬフワ巡できちゃうCBX125Fをすすめたのですが、となりにあったこれを選びました。別の友人がCBXかったなー。
メーターが透過照明でなく横から照らすバイク見たのは唯一無二です。とにかくはしらないけどなんかほっこり落ち着く素敵なばいくでした、友人はこのあとナイトホークに(笑)

No:4425 2016/06/11 22:41 | ハズ #- URL [ 編集 ]

他人やメーカーを後出しでダメ出し&小馬鹿にするのは気楽で良いですね。
実のない阿呆にはお似合いです。

No:4693 2017/01/19 22:44 | #- URL [ 編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。