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閑話休題 過給装置

Q.バイクって車と比べて軽いけど燃費いいの?

A.ぶっちゃげ良くないです。


というより開きが大きすぎます。
4stの原付(現在新車で買える原チャほぼすべて)ならガソリン1Lあたり40km~50km走ります。
郵便局で有名なカブは街乗りでさえ50km走ります。鬼燃費です。
地球上で最も永久機関に近いエンジンです。

対して400cc以上とか、4気筒機になると燃費は街乗り15km前後になると思います。
MT軽自動車の方が多分燃費は上です。MTのテンゴ、テンロククラスとどっこいでしょう。
250cc、400ccの単気筒だとプリウスと同じかそれ以上伸びると思います。
ただし250cc単気筒が多いビッグスクーターですが、
マフラーを交換するとそれだけで燃費が極悪化する可能性があります。
というかマフラー交換すると大抵ノーマルより高回転寄りにずれるので
ほぼ確実に燃費が悪化します。
あとレーサースタイルはリッター10km前後に落ち着く可能性があります。
さらに2stレプリカはリッター10km切ります。お前はワンボックスか。


ってことで低燃費の足が欲しければ原チャ(~125cc)までのスクーターを無改造で乗る。

原チャだろうがなんだろうがマフラー交換した時点で
燃費なんてクソ喰らえの趣味乗り物になると思いましょう。



ちなみに私の400カタナは街乗りリッター16km前後。
バッフルで低速に寄せまくって回転数制限で走るとリッター18km超、
長距離、高速を流して走るとリッター20~24kmくらいです。




'60年代は果敢に世界に挑戦し
'70年代は信頼性と性能が世界に認められラインナップを増やし
'80年代は新たな技術とより高い馬力を求め


私見ですが、日本のバイク史はこのように遷移してきたと考えています。

80年代の新たな技術というと、
アンチノーズダイブフロントフォークだったり
2stのチャンバーシステム、排気デバイスだったり
リアサスペンションのシングル化、リンクサス化だったり
アルミフレーム、ツインスパーフレームだったり……

ぶっちゃげ消えたモノもありますが、
あらゆる電子制御以外の機械的近代装備はこの頃すでに整っていたと思われます。


そんな中で消えたモノの一つとしてあげられるのがターボチャージャー


前回のVR6で過給器がどうとか書きました。
ターボチャージャーもスーパーチャージャーと同じく過給器です。

では過給器とはなんぞや?と。

エンジンのパワーをあげるというのは
エンジンが吐き出せるエネルギー量を増やす必要があります。
そしてそのエネルギーの源になるのが当然ながら燃料であるガソリンです。

では単純に燃料系を大きくしてガソリンを入れる量を増やせばいいかというとそうでもありません。

ガソリンは燃やさなければエネルギーにならず、
燃やすには空気(酸素)が必要なのです。

ガソリンの量だけ増やしたところで酸素の量が足りなければ不完全燃焼を起こし、
燃費が落ちるどころかパワーダウンまで引き起こしかねません。
つまりガソリンをたくさん燃やしパワーを出すためには
同時に空気もたくさんエンジンに入れてやらなければならないのです。

その方法の一つとして、最も単純なのは排気量アップ。
シリンダーの中に入る空気の量を増やしてやれば自ずとガソリンもたくさん燃やせます。
結果パワーがでます。しかしこれはエンジンサイズの肥大化につながり、
重量増による運動性の低下に結びつきかねません。

エンジンサイズはそのままに空気とガソリンをたくさんブチ込むにはどうすれば?
という問いに対する答えの一つが過給機になります。



通常空気は1気圧の圧力を持っています。
この圧力を例えば2気圧に上げてみましょう。
すると空気の密度が2倍になり、
同じ体積に含まれる酸素の量2倍になります。
ってことは2気圧の空気をシリンダーに収めてしまえば、
普段の2倍のガソリンを使っても燃やしきれるわけです。
エンジンのサイズを変えなくても、
圧力を掛けて空気を圧縮してしまえばパワーアップできるのです。

ここで空気の圧力を上げる役割を担うのが過給機になります。

エンジンの回転を利用(パワーを利用)して圧力を上げるのはスーパーチャージャー。
それに対して排気ガスを使って圧力を上げるのがターボチャージャーになります。


重量もさほど増えずパワーアップ!
なんて素晴らしい!!


まぁそんなわけありません。
デメリットもあります。



まずガソリンをたくさん燃やしているんだから熱も大量に出ます。
ついでにエンジンが通常より多いエネルギーを受け止めなければならないため
エンジン各部を普段より頑丈にしなければなりません。
さらにそのエネルギーに対処するために
圧縮比というエンジンの基本的な効率に関わる数値を落とさなければなりません。
ターボは排気ガスを利用するためガスの圧力が高まる高回転で効果が出始めますが、
ターボが動いていない低回転では効率の落ちたエンジンパワーに頼らざるをえないため
低回転のパワーがないエンジンに感じてしまいます。
効率を落としているため燃費も悪くなりがちです。

完全に小型ハイパワーのためだけの装備に思えるターボ。

80年代、日本の4メーカーはそれぞれターボを搭載した
試作機的な市販車を送り出すことになります。


まぁ各メーカー1台ずつだして後継車もなく、
冒頭で書いた通り消えた技術になってしまったわけですが……。

次回、ターボ搭載バイク紹介。

2011/07/16 00:21 | 閑話休題COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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