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閑話休題 キャストホイールを見てみる-S

70年代後半よりロードスポーツ車のスポークホイールに置き換わったキャストホイール。
当初は重くて頑丈なだけの鉄車輪は、
材料、製法、設計の進化と共に各社技術を費やし今日までカタチを変えてきました。

調べてみるとその遷移がなかなか面白かったので、
今回含めて4回ほどキャストホイールの変遷を見ていきます。


というわけでとりあえずSUZUKI編。




SUZUKIのキャストホイール装備車の歴史を遡ってみると、
SUZUKIの歴史的名車にたどり着きます。


Suzuki GS 1000E 78 1
GS1000E ('78)

それまで2st屋であったSUZUKIが生み出した4stモデル。
フルスロットルの2万キロ走行テストを行いソレをクリアした驚異の耐久性。
名チューナーPOPヨシムラをして「過剰品質」と言わしめたGS1000Eは、
当時浮沈艦隊と呼ばれていたHONDAのレーシングチームを
第一回の鈴鹿8時間耐久レースで打ち破りました、恐るべき市販車です。

コイツに装備されたのがSUZUKI初のキャストホイール。
ブレーキディスクに隠れていますが、
星形にスポークが伸びたキャストホイールです。


rg125e.jpg
ディスク無しで見てみるとこんな感じ。
排気量が上がるとハブの部分が大きくなります。

個性的で、かつかっこよく、
個人的にSUZUKIのキャストホイールといえばコレ!なんですが、
非常に掃除しづらい。

70年代後半~80年代前半のキャストホイール初期に用いられたホイールですが、
400カタナはなんと90年代生まれながらこの型のホイールを装備。

しかし掃除がしづらかったりサイズが特殊でタイヤが選べないため、
インパルスのホイールに換装されてしまう不憫なホイールです。

え?私は換えませんよ。星形キャストでこそカタナですから。



Suzuki GS 450L 82
(GS450L)

2番目に登場したと思われるのが星形ホイールバージョン2。
GS250LやGS400L等、アメリカン系に用いられています。
登場したのは'80年あたりかと思われます。
初期の星形と比較すると引き締まっていい感じですが、
この型は結局アメリカン以外に用いられることなくフェードアウト。


'83年になると次世代のキャストと言うべきでしょうか、
非常に似ていますが2つのタイプのキャストホイールがデビューします。



Suzuki GSX 250 E 83
(GSX250E-4)

外に向かって広がる2本3組のねじり6本スポークキャスト。


Suzuki GSX 1100ES 83 1
(GSX1100ES)

外に向かって狭まる2本3組の正6本スポークキャスト。


星形キャストから軽量化しつつも剛性を保つための6本スポークだと思われます。
調べてみるとどうやら、前者のねじり型は400cc未満の軽量車に採用され、
後者は大型クラスの重量車に用いられている模様。

ねじり型を装備しているのはGK71AやGK71E世代のR400、
星形キャストからモデルチェンジしたGSX400Eや250E、
あとパラツイン世代のガンマなどが装備しています。
500ガンマは大型クラスですがねじり型装備です。

正6本は750/1100カタナの2型以降や同年代のリッタークラスが装備してます。
500ガンマがねじり型ならイメージ的にR750もねじりかと思いきや、
R750は正6本型を装備。やはり重量基準でしょうか?



そして'87年。
いわゆる「標準的」となるホイールがデビューします。


Suzuki GSXR400 87
(GSXR400 GK73A)

3本スポークキャストホイール。

空力を考慮し丸みを帯びた3本のスポークがリムへと伸びています。
非常に優れていたのでしょう。
90年代どころか21世紀になって10余年経った現在でもSSに採用されるスタイルです。

ホンット味気ない。

これぞ没個性ですよ。
きっと中身は登場時とは比べものにならないくらい進歩しているのでしょう。
材料もより軽量で強いものに、
スポークの形状だってより空力的に有利に。
製法だって生産性と剛性を高いバランスで合わせてあるのでしょう。
そして没個性!

SSからネイキッドまですんなり似合ってしまう実に無難なホイール。


それにしても--

Suzuki GSXR600 11 5

最近の3本スポークは細すぎてなんか不安になりますよね。
いや、大丈夫なんでしょうけど。


3本スポーク登場以降、
基本的にSUZUKIのロードスポーツ系は3本スポークキャストホイール装備です。

他はGooseやGladiusの5本スポーク、イントゥルーダーの放射状キャストがある程度で、
この形状に拘っているというホイールは特に無いように思います。

個人的にはレトロ系に星形Ver.1を再利用して欲しいところ。
特に250クラスはシングルディスクブレーキで十分ですから、
フロントホイールがよく見えます。

今こそGS650G系カタナデザインのGSX250Eを復活して欲しいです。




ホイールに限定してみていても、
さすがというかYAMAHAは面白い物が多いです。
KAWASAKIもなかなか冒険しているものが多く、
最初期に星形を出しておきながら
その後があまり冒険した形跡が見られないSUZUKIがちょっと残念。
HONDAもSUZUKIと似たようなとこです……。

というわけでトリはYAMAHAに任せるとして、次回はHONDA。
70年代はキャストホイールではなくコムスターホイールを使っていたので、
コムスターホイールから見ていきます。

2012/03/25 13:39 | 閑話休題COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

ブログ村より、迷車・珍車でたどり着きました。とても楽しく読んでおります。当方ブログよりリンクさせて頂きました!

No:1858 2014/01/23 23:34 | タロー #- URL編集 ]

返信

>タローさん
コメントありがとうございます!
そちらのブログも拝見いたしました。
なんとも興味深い……と言うよりも、
達筆な方々が立ち並ぶブログにリンクを貼っていただくとは誠に恐縮です……。
こちらからもリンクに追加させていただきます。

No:1860 2014/01/24 22:48 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

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