その47 GSX1300R Hayabusa

最強を手にした最速の猛禽


GSX1300R Hayabusa


無縁レベル:1




300km/h戦犯バイク、ラストです。



'96年、ブラックバードが登場し市販車における300km/hが実現しましたが
それは多少のカスタムによる達成であり純正ではわずかに及びませんでした。

本当の意味での300km/h達成、
純正状態での300km/hオーバーはその3年後のこと。




suzuki GSXR1300R 99 1
Suzuki GSXR1300 06 1
GSX1300R Hayabusa ('99)

最大出力175馬力/9800rpm
最大トルク14.1kgm
乾燥重量215kg
最高速度306km/h(海外サイト参照)


これまたなんたる偶然か必然か、
GPZと同様にサイドカムチェーンを採用する新開発エンジン。
1軸バランサーを内蔵することでエンジンの振動を抑えており、
1300ccという大排気量ながらブラックバードより軽い215kgという乾燥重量。
ブラックバードどころか前身に当たるだろうGSX-R1100Wより軽量になっています。
シートはタンデムシートまで居住性を考えられた広く厚いものが用意されグラブバーも装備、
テールカウル内はそれなりの収納能力を持つスペースが与えられています。

最速を狙いつつも日常を忘れないその設計姿勢はブラックバードに通じるものがありますが、
そのカウリングはブラックバードと対照的に曲面が目立つ流線型
空気の壁に立ち向かうカウルの最終形態がこれであろうと感じさせられます。

ヘッドライトは縦に2灯配置。
それも下のヘッドライトはレンズが印象的なプロジェクター型。
フロントウィンカーもラムエアダクトのサイドに埋め込み式に。
一目でコレと分かるフロントマスクを形成する、
GSX-Rが頑なに守り続けているDNAを引き継ぐSUZUKIらしいデザインです。

ついでにシングルシート時にテールに装着されるコブは一体なんなのか。
そんなツッコミ所をサラリと用意してくれるのもSUZUKIらしいです。


サイドカウルにペイントされた「隼」の一文字は個人的には好きなんですが、
外国人の漢字タトゥーに通じる物があるのか
匿名掲示板等で酷評される場面に多々遭遇します。

SUZUKIらしくて似合ってると思うんですが。←結局コレ。

そんな他社がやらなそうな部分を持ち合わせるハヤブサですが、
その性能や真摯な設計姿勢は多くのユーザーに受け入れられ
リッターオーバークラスの人気車の一つに数えられるほどになっています。

考えてみるとハヤブサと同様にペットネームを持つカタナもブレイクしたことから、
SUZUKI車がペットネームを持つとロングセラーベストセラーになるんじゃ--






あ、ダメだ。ウルフが居るわ。
先ほどの2行は忘れてください





ともあれギネスにも載ったその実力は多くのファンを生み、
スーパーチャージャーをつけられたり
ターボチャージャーをつけられたり
片田舎の無人駅に大集合したり
免許無くす高額納税者を増やしたり


乗ってる人が多いだけに端から見てても面白いことになってる愉快なバイクです、ホント。
ちなみに私がハヤブサ関連で一番ビックリしたのは
還暦過ぎたハヤブサライダーに遭遇したことです。






さて、最後に余談。

ハヤブサが発売されたとき、
勘のいい変態さん達あることに気付いていたかも知れません。



ガンマからカウルを外したウルフが出たように
R250からカウルを外したコブラが出たように
油冷Rの心臓を継いだピーキーなGSFが出たように


ハヤブサのネイキッドがでるんじゃ……。

ハヤブサ登場の直後モーターショーでコンセプトとして
なにやらソレっぽいブツを出すには出したものの結局発売後5年以上に渡り音沙汰無し、
流石に300km/hオーバーマシンのネイキッドは無理だったか……などと
ライダー達が胸をなで下ろしていると--







Suzuki B-King 1300 07
Suzuki B-King 1300 07 1

時間差でだしてくるSUZUKI。

とりあえずそのケツに2門備えた波動砲置いてきなさい。

この手のネイキッドは定型をガン無視して出しちゃうSUZUKI。


ハヤブサみたいなバイクは確かにSUZUKIらしいんですが、
SUZUKIの真骨頂はフラグシップの影にいる
どこかずれたネイキッド達だと私は確信しています。

2012/07/13 02:00 | 無縁レベル 1COMMENT(7)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

No title

3部作ありがとうございました。
次は派生でB-kingを、と思ってたら
オチに使われてて超笑いましたwww

No:918 2012/07/13 16:22 | いつも見てます #- URL [ 編集 ]

No title

ウルフは知名度あるんじゃない?
コブラ・・・。

No:919 2012/07/13 19:00 | C3 #- URL [ 編集 ]

No title

>>あ、ダメだ。ウルフが居るわ。

GSX1300R 『隼』
GSX1100S 『刀』
と、確かにペットネーム付きだけど、ウルフのペットネームはちょっと違うんじゃ?
確かにペットネームかもしれないけど、RGV250Γ 『WOLF』とは呼ばれないような・・・

とはいえ、ウルフの悪口はそこまでにw

No:921 2012/07/13 23:06 | Imp #/.OuxNPQ URL [ 編集 ]

No title

楽しく読ませていただいています。
裸油冷のGSF1200に乗ってる変態です。偶然にも最近自分のブログで、スズキのペットネームについて取り上げました。
B-king特集をぜひ。

No:923 2012/07/14 14:59 | GAMERA #fQE70zoc URL [ 編集 ]

No title

※いつも見てくださってありがとうございます。
B-kingはまた別の機会に独立記事で扱うかも知れません。


>C3
知名度は確かにあるものの……売れ……た……?


※拍手返事
12Rはフレームがネイキッドには使えませんねぇ……
X11についてはバランサー減らしている・5速になってる等
中身を結構いじってる感が強くて
個人的にはブラックバードネイキッドというより
ブラックバードベースのネイキッドという捉え方をしております。


>Impさん
確かにウルフは車名としてのWolfですねぇ。
強いて言うならVJ21Aウルフってトコでしょうか……

--だから売れなかったのか。


>GAMERAさん
コメントありがとうございます。
えぇい変態ホイホイかここはッ!?
それと思しきブログの記事拝見いたしました。
そういや生物ネームはガチョウもいたなぁ……
個人的嗜好でSUZUKI車増えすぎてるのでB-kingは少々先になりそうです……。

No:924 2012/07/14 20:28 | Chaos-T #- URL [ 編集 ]

隼のシートカウル(コブ)は90年代後半のGPレーサー等のレーシングマシンに採用された技術だそうです。スリップストリーム効果を下げるためとか。隼の設計の基礎となったツインスパー化された最初のGSXR750のテールカウルも同形状です。
ただし,ハヤブサのそれは全体のヌメヌメしたデザインの一環でGSXRのそれとは少し感じが違いますけれど。

No:2717 2014/09/23 22:48 | 海土竜 #mQop/nM. URL [ 編集 ]

還暦と言えば…

今は乗っているか不明ですが、藤岡弘、さんが還暦過ぎて隼に乗っていると前にインタビューで話していたのを覚えていますよ。
確か当初のメインカラーだったけれど一番人気が低かった「茶×銀(個人的には好きなカラーリング)」だったはずです。

No:3859 2015/09/19 23:50 | 黄金バット #- URL [ 編集 ]

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