その172 DB3 Mantra

100mphの未来彫刻芸術


マントラ


無縁レベル:3




bimota
意外にもウチで扱うのは2回目なんですね。
前回はTesiさんでした。

他メーカーのエンジンを自社車体に搭載するイタリアのメーカーです。
基本的に1台1台手作りで生産されているため
生産台数は少なく車両価格は度肝を抜かれるほど高く、
走る宝石などと呼ばれることもあります。
こういうもろに機械的な工業製品にまで
クラフト的なブランドを展開できるイタリアメーカーはやっぱりすごいですねぇ。

こういったメーカーが量産量産コストカットのご時世
未だ生き延びているのは素晴らしいです。
何度か死にかけてはいますが。


bimotaというと創業者の一人タンブリーニが
レースで潰しちゃったCB750のフレームを自力でこさえたところからバイク事業が始まり、
その系譜を見ていても基本的にはレースで戦えるような
ハイスペックな車両を多く輩出しているメーカーです。


そんなbimotaが'94年、ドイツのケルンモーターショーにて、
新しい方向性を示した新たなるショーモデルがありました。

その斬新なフォルムに会場は騒然とし、
そしてそれはほとんどそのままの姿で、市場に降り立ったのです。
それはまるで、カタナの登場を想起させる、伝説の幕開けでした。


















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マントラ('95)















bimotaの社屋でなにがあった。

違う違うきっとサイドビューが奇抜なんだよ。
顔見たら多分全然へいk













Bimota-Mantra-brochure-09.jpg

どうしたんだbimota



なんだそのもぇにゅっとしたクチは。






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DB3、Ducati-Bimotaのナンバリング3として、
空冷のDucati900SSエンジンをbimotaフレームに搭載したモデルです。

大径の楕円アルミパイプでトレリスフレームを構成。
前後17インチのマルケジーニホイールにパイオリ製Φ43フロントフォーク。
馬力は85.7PS/7000rpm
最大トルクは9.2kgm/5700rpm
元は80馬力の900SSをチューニングしています。

そう、DucatiのエンジンなのでLツイン。2気筒なんですよね。







Bimota DB3 Mantra 2
ケツから立派なマフラーが4本も生えてます。
お、重そう………………。









乾燥重量:172kg
ホイールベース:1370mm


400レプ並じゃねぇかコイツ!?!!



その珍奇な外観に秘めたる実力は恐ろしいモノがあります。


ありますが外観のインパクトが全てを持って行っております。


しかしこの車体諸元に対して現物見てみると全然小ささを感じないのが恐ろしい。

っていうかバイクのカタチしてないのがすごい。

なんだろうこう……
晩年理解者が出てきて評価される彫刻芸術みたいな感じ。
しかもこれが200km/hで走れるんだから怖いです。
200km/hで走れる彫刻芸術ですよ?
美大生が見たら失禁しますよ。

そういや前似たようなバイク紹介しましたね。









aprilia-moto-01.jpg
Moto6.5

イタリアのメーカー アプリリア
フランス人デザイナー フィリップ・スタルクのコンビによる
バイクの枠を超えた曲線奇機




ん?ちょっと待て。

マントラのデザイナー誰だ?












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メーカー:bimota(イタリア)
デザイナー:サシャ・ラキック氏(フランス)










イタリア・フランスコンビ。
私の中でバイク業界組ませたらまずい2国トップに躍り出ました。

っつかMoto6.5も'95年登場だったよなこの頃何があったんだよヨーロッパ大丈夫だったのかよヨーロッパ


日本も過渡期には珍車を連発していましたが
欧州は欧州でキッチリ危ないバイク生み出してますね。


ジャンルがどうとか性能がどうとかじゃなくて
造形で吹っ切れてるのが恐ろしいところですが。



ちなみに車体なんかはやっぱりきちんとしていたようで、
そのまま後継のDB4に引き継ぐカタチで、
コイツ自体は3年程度でラインナップから退場してしまいました。
生産台数は454台と言われます。

メーターパネルが木目調だったり
タンクにオシャレなレタリングでMantraと書いてあったり
車体色のインナーフェンダーにナンバープレートを据えたり
タンクに小物入れがついていて便利だけど
雨が降ったら水浸しになる仕様だったり


いろいろと小ネタはあるんですが
やっぱりこのバイクは外観が全てだと思います。はい。






「生まれるのが早すぎた」とか
「未来を行き過ぎた」と言われ
昨今評価される絶版車というのを時折見かけます。


マントラが生まれ20余年






時代よ

お前はいつ、マントラに追いつくのだ



2018/01/01 12:36 | 無縁レベル 3COMMENT(18)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

マントラ…つまり真言…?
全体的にうにゅーんとした雰囲気ですねえ、お餅を横に伸ばしたような…
Moto6.5までは奇抜で可愛らしくもまだバイクとして見ることの出来る見た目ですが、このデザインはバイク乗りよりも芸術界の方々に理解されそう。

No:4936 2018/01/01 12:51 | セイスイ #- URL [ 編集 ]

まずは、
あけましておめでとうございます(*^^*)
ビモータもやらかした事あるんですね。
某バイク漫画ジ〇ジャでイタ車の事は色々勉強しましたが、これは(笑)無いなぁ~

No:4937 2018/01/01 13:03 | NZTRSS #- URL [ 編集 ]

明けましておめでとうございます
いつも楽しみにしております。

自分が原付小僧だった時に雑誌で見て“うわカッケー!”と思いつつも乗れずに四半世紀、今でもタマが有れば乗りたい一台です!

追伸
黄色のマントラは正面から見ると何処と無くサーバルちゃんに見えてなりませんw

No:4938 2018/01/01 13:17 | bazuyasu #- URL [ 編集 ]

初めて名前を知りました

マントラ!あなたマントラって言うのね!

一度だけ実車で見たりネットでたまーに見たり、スーパーカブ2で盗まれてたり…。
その度に「ああっコイツ!コイツあれだよ、あれ、ええと、なんだっけ…」と友人の前で挙動不審になっていましたが、ようやくスッキリ致しました。

デザイン屋さんってのは一体どんな世界が脳内に広がっているんでしょうね…純粋に興味が湧きます。

No:4939 2018/01/01 14:06 | moundain #- URL [ 編集 ]

bimotaはYBシリーズの格好いい印象が強いんですが、これはかっこわ…、いや不思議なヤツメウナギのような特徴的な造形で。
なんにせよあっちの人間はいい方にも悪い方にも、全方位にぶっ飛んでいますね。

No:4940 2018/01/01 15:09 | dan #- URL [ 編集 ]

新年明けましておめでとうございます
釣り上げた魚ってこんな口してますよね
一度そう思うとカウルやアンダーカウルやマフラーも背びれ胸びれ尾びれに見えてきてしまいました・・・

No:4941 2018/01/01 16:47 | #- URL [ 編集 ]

あけましておめでとうございます。
あまりにも衝撃的なデザイン、ミレニアム前のbimotaは今よりも攻めていたんだなぁ…。
今年もよろしくお願いします。

No:4942 2018/01/01 19:01 | びるべるびんと #- URL [ 編集 ]

明けましておめでとうございます。
懐かしい、単車に乗り始めて初めの頃に読み漁った雑誌記事で見かけ、
欧州車の謎センスに珍獣に萌えるような感覚を覚えたあの頃・・・。

一応ドカのスポーツマシンでありながらアップハンポジションっていう事で、本家のモンスターさんとは腹違いの兄弟になるんでしょうかねぇ。

しかしえげつない外観と裏腹に軽量コンパクト、走ってみれば案外早い・・・って、
あの、東京タワーの様な・・・!!

No:4943 2018/01/01 22:51 | rasukaru #xcrXjtzA URL [ 編集 ]

マントラ って真言だったんですか?南無大師遍照金剛

アタシは最初見たときマンタ(イトマキエイ)をイメージしちゃったんですが・・・

あの もえにゅっとしたライト回りの造詣はマンタの口にしか見えんのですよ

No:4944 2018/01/03 09:24 | 天下無双アフリカツイン #ah9vLgDs URL [ 編集 ]

あきましておめでとうございます。

すごく・・・錦鯉です・・・

No:4945 2018/01/04 03:36 | pon #.I57DTE6 URL [ 編集 ]

髭男爵のHPで中古車情報見れたときにコイツいて目を疑いましたw

No:4947 2018/01/05 18:53 | #- URL [ 編集 ]

さすが、おフランスのデザインは一味も二味も違うざあますこと。庶民や平民には到底分からないエスプリざんす。

でもどことなくスズキの何かに似て・・・・・いや似てない!似てない!(汗)

No:4948 2018/01/05 22:19 | すずきん1400 #- URL [ 編集 ]

なんというか・・・例のインパルスをひたすら有機的な形状で進化させたような。MOTO6.5も、ボルティの柔かくて丸っこい造形を極限まで追求させたような(そしてあの人懐っこさを失ったとも)、当時、そんな印象を抱いていましたよ。

どちらも雑誌でしか見たことないですが。こういうデザインって、エランヴィタールの塊とでも表現すれば良いんでしょうかね。もう進化できないところまでやっちゃうとか、どんなに犠牲が出ようとも戦場の果てまで突撃していってしまうような・・・。

No:4949 2018/01/10 20:34 | リーザ #- URL [ 編集 ]

DUCATIのディアベルとかSUZUKIのイントルーダー150とか
時代のほうも徐々に追いつきつつある感じはしますね

No:4950 2018/01/13 11:24 | #Y1P6VudM URL [ 編集 ]

横からライトあたりのカウルの造形を見ると、真言(マントラ)を唱えている僧侶の口を連想しますね。

No:4952 2018/01/16 19:34 | #- URL [ 編集 ]

イタリアらしいじゃありませんか
MVアグスタ600とかミュンヒ(あ、フランス、、)
ほのかにスズキの香りがしませんか?

No:4958 2018/01/29 01:53 | なるぞう #- URL [ 編集 ]

「マントレ」じゃないんですか?

No:4966 2018/02/21 11:55 | 1 #- URL [ 編集 ]

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No:5009 2018/04/29 11:00 | # [ 編集 ]

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